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謎の観光名所「なきじんダチョウらんど」に潜入。


今帰仁村に入り505線を美ら海水族館方面に向かっていると左手に見えてくる、怪しげな看板。

 

タウンプラザかねひで今帰仁桜市場の真向かいにある「ダチョウらんど」

 

この前を通るたびに気になっており、実は前に一度訪れたことがあるのだが、休館だったのか入場できなかった。

 

食堂のようなものがありドアは開いているのだが誰もおらず、呼べど叫べど応答がなかったのであきらめて帰った。

 

 

今回久しぶりに前を通ってみるとダチョウステーキと書かれた幟が立っており行ってみることにした。

 

食堂からテレビの音がしており、はたしておばちゃんが一人寝っ転がってテレビを見ていた。

 

昔、ラブホテルとかロードサイドのゲーセンでよく見かけた自由の女神像。久しぶりに見た。

 

入場料は大人500円。他にプラス100円でダチョウに餌やりが出来るという事で合計600円払って入場した。

 

オバちゃんから柄杓を渡された。その中に穀物飼料らしきエサが入っている。

 

入場ゲート。

 

大きなガジュマルの木がある。敷地は思ったより広い。

 

ニワトリ。以前は山羊や小動物のミニ動物園もあったようだ。

 

入り口を入って右手に何やら柵のようなものが。

 

結構厳重に柵が張り巡らされている。4頭?4羽のダチョウがいた。

 

まじかで見るとデカい。想像以上だ。

 

恐る恐る柄杓をダチョウに近づけるといきなり柄杓にくちばしを突っ込み全部餌をこぼしてしまった。

 

ダチョウ、アホである。

 

後で調べてみるとダチョウはホントにアホらしく、何年飼育しても飼育員の顔を覚えないのだそうだ。

 

普通動物は餌をくれる人を覚えていて懐くものだがダチョウはそうではないらしい。

 

 

長い首をにゅーっと突き出してくる。大きな目玉が愛嬌がある。

 

可愛いと言えば可愛い。

 


ダチョウ(駝鳥)

鳥網ダチョウ目ダチョウ科ダチョウ属に分類される。この分類からも分かる通り独立した種目であり太古からあまり変わっていない鳥である。

 

アフリカ原産で日本には1988年に産業用動物として輸入された。

 

成鳥になると体高230cm、体重135kgを超え、現生する鳥類では最大種である。飛べない鳥である故走力が発達しており平均時速は50km、最大時速は80km。持久力もある。

 

食肉としては赤身で高蛋白、低脂肪、近年では2024年に牛丼の吉野家が第四の肉と位置付けて「オーストリッチ丼」として販売した。

 


ダチョウ牧場の一日。

 

当時の雑誌の切り抜きが沢山貼ってある。出来た当初はそこそこ人気の観光施設だったようだ。

 

子供ビビっとるがな。

 

満面の笑顔でダチョウに乗るおじさん。

 

ロデオ(乗鳥)「ダチョウに乗って記念写真をとってみよう」とある。

 

ダチョウに乗った写真が沢山掲示されているが、現在はダチョウの横で一緒に写真を撮るようで乗ることは出来ないそうだ。

 


食堂では沖縄そばの他にダチョウそばやダチョウステーキ、ダチョウの目玉焼きなんかが食べられるらしい。ダチョウも「美味しいよ」とにっこり笑っている。

 

おばちゃんからも「ダチョウ美味しいよ」と言われたが、すまん今日はチョット食う気にはなれぬ。

 

「ダチョウ好きな友人がいるので、そいつ連れてまた来ます。」と言って本日は退散。

 

 色々、突っ込み所満載な施設であった。次はダチョウそばも食べてみたい。

 

 

ダチョウの好きな方もそうでない方も話のタネにぜひ一度どうぞ。