入館して左手奥に常設の展示室がある。
おきみゅ―では年に数回、学芸員さんによる博物館常設展の展示解説会を催している。
歴史、地理、地質、美術などの学芸員さんの専門分野の解説を聞きながら館内を巡る。
時間は40分程度であろうか。15人程の見学者と共に展示品の解説を聞くことが出来る。
ただボーっと展示を見て回るよりも面白そうだし、直接学芸員の方に質問も出来るという事で参加した。
(参加費は常設展入場料一般530円が必要です。)
コンセプトは島と海に生きる。
海洋性、島嶼製の地理的要因により豊かな自然環境を持つ沖縄県は、歴史的には日本本土や中国をはじめアジア諸国と盛んに交易をおこない、日本の中でも独自の個性豊かな歴史、文化をつ切り上げてきた。
「海と島と共に生きるー豊かさ、美しさ、平和を求めて」のテーマを持つ常設展示館である。
館内はフラッシュ、三脚以外なら撮影可。
最初に出てくるのが沖縄の森を再現した展示室。沖縄県の動植物が展示されている。
こちらは沖縄の地質の違いを図示したもので北部やんばると南部では全く違うことが分かる。
最近歳のせいか石とか鉱物に興味がある。(人間歳をとって最後に行きつく趣味は石だそうである)
お馴染み港川原人さん。昭和42年に発見された約2万年前(旧石器時代)の人類。
当時は縄文人の祖先ではないかと考えられていたがその後の研究の結果、縄文人、弥生人、現代人の直接の先祖ではなく、共通の祖先から枝分かれしたと考えられるという。
こちらの方なんか普通に国際通り歩いてそう。
他にも万国津梁の鐘や琉球王朝時代の貿易船の模型など見どころ盛沢山である。
そんな中で興味を引いたのがこちら、沖縄に居るカタツムリ。
その中でひときわ目を引くカタツムリがアフリカマイマイ。
元々は食用として移入されたらしいが病原体の宿主であり現在では駆除対象になっている。しかし根絶することは出来ておらず、現在でも街中で普通に目にすることが出来るとか。ビールを非常に好むんだと。一度見てみたい。
このデカさよ。殻だけで10cm位あるのではないか。
そして現在の一番の目玉はこちらであろう。
カムイサウルスの骨格レプリカ標本である。
「えっ!、沖縄に恐竜がいたの!」と思ったのだが北海道鵡川町で発掘されたカムイサウルス(通称ムカワ竜)の骨格レプリカ標本を北海道在住の実業家が寄贈されたそうである。
この標本がエントランスに展示されているのは今月中旬までとか、それ以降は博物館資料室に展示されるため有料になる。
無料で見ることが出来るのは今だけ。恐竜好きは急げ!
これなんかメチャメチャ面白そう。