「三角食堂、店閉めたよ」と聞いたのが6月だったか。
道路拡張工事の為に取り壊されたそうだ。
なかなか行く機会がなかったのだが今日現地に行くと店の有った場所はすっかり更地になっていた。
最後に行ったのが2023年の9月。その時食べたのはカレーだったと思う。
在りし日の三角食堂。
三角形をしているから三角食堂。分かりやすい。
店内の様子。赤いチェックのテーブルクロスがオシャレでしょ。
名物メニューは何といっても黄色いカレー。
沖縄でこういったカレーを出す店も少なくなった。
昨今のカレーブームの中では邪道と言われるだろう。カレー粉をメリケン粉で伸ばしただけのカレー。
でもこれが美味かったんだよね。
具材の短冊に切られた肉のようなものが最後まで謎だった。
あれポークだったのかな?
未知との遭遇、沖縄カツ丼。卵でとじないカツ丼である。
島カツ丼にハマるきっかけになった。
ご飯の上にがっつりニンニクの効いた野菜炒め、そしてこれまたにんにくの効いた薄いカツ。
今このタイプのカツ丼を出すのは「みどり屋」さんだけかな。
ソースはお好みで。
大将も若いね。
最近、こんな記事ばかり書いているような気がする。太平通り商店街にあった「豊食堂」さんが無くなり「ハイウエイ食堂」と「あやぐ食堂」が去年無くなった。
豊見城の「かねふく食堂」がずっと臨時休業なのが心配だ。
行きつけのお店が無くなっていくのは寂しい限りだ。
普天間のランドマークがまた一つ無くなってしまった。
建物の記憶は街の記憶。街も人も建物もいつか年老いてこの世からなくなっていく。
それは人の世の常だからしかたないけど、せめて写真で残したいと思う。
さよなら三角食堂。