北海道を30日間車で旅行すると費用はいくら掛かるのか。北海道車中泊プラプラ日記。


2024北海道周遊図6月16日~7月15日

 

赤線は車で走行した場所。沿岸部を含めてほぼ主要な観光地を巡ることが出来た

青線はフェリー航路。行き新潟→小樽、帰り苫小牧→敦賀。

 

今回の旅行に掛った費用を算出してみた。

 

今回の旅の車での総走行距離は約8300kmであった。

 

フェリーの費用 新潟→小樽27500円。苫小牧→敦賀37500円

 


北海道部分と本州部分を分けて算出した。

 

本州部分(往復)。5日間

行き・北九州→京都→新潟港→小樽港、帰り・苫小牧港→敦賀港→京都→北九州。

ガソリン代19500円(走行距離約1800km)

宿泊費(3泊)17500円

高速代4900円

飲食費22000円(京都での飲み代が入っております)

 本州部分合計63900円

 

北海道部分 30日間

ガソリン代117000円!(1ℓ180円位)走行距離約6500km

宿泊費

ホテル・旅館・民宿(6泊)28200円。

スーパー銭湯・サウナ(2泊)5000円、

キャンプ場、RVパーク(5泊)6500円

高速代4500円

食費36500円

雑費(入浴代、洗濯代、施設入場料その他)16500円

お土産代21500円

北海道部分合計235700円

 

フェリー料金65000円

 

 

2024北海道車中泊プラプラ旅総合計費用

                   じゃじゃん・・・・・364600円

 


北海道旅行大反省会

 

旅を終わってみての一番の感想は北海道は遠い。そして広いである。

 

当初はのんびり下道を通って、青森からフェリーで函館に渡る予定であったが、途中で走ることに疲れたし飽きてしまった。それで急遽新潟からフェリーに乗った。

 

やはり福岡から北海道は遠い。北海道にたどり着くまでが一仕事であった。

 

費用の一番の誤算はガソリン代であろう。こんなにかかるとは思わなかった。

北海道でも6~7万円かなとと思っていたのである。北海道の広さを改めて実感する。

 

私の車はスバルのXVという車で四駆であるため燃費は良くない。通常でもℓ/11~12kmである。

しかし今回、北海道のまっすぐな道を走るのだから燃費は相当向上するのではないかと思っていたが平均ℓ/13.5km であった。これは十勝平野や沿岸部を走る時は良いのだが内陸部になると山の中の峠道を走ることが多いのでこれが平均燃費が伸びない原因であったと思われる。

 

北海道の道というと平野の中の一本道を走るイメージだが内陸部はほとんど山道である。

 

こちらはJR新千歳空港駅にある名物看板だが北海道は東から西まで本州で言うと千葉から神戸位まであるのだ。

 

今回の反省点としては闇雲に走り回り過ぎた点にある。

 

沿岸部を舐めるように走ったのだが、無駄走りであったと思う。最初は感動したが何十キロ走っても景色変わらないしね。

 

次に北海道に行くときは各エリアに拠点を作ってそこを中心に回りたいと思う。無駄にウロウロしない事である。

 

しかし北海道の大地を走った方なら分かると思うのだが200kmくらい簡単に走ってしまうのである。

 

ドライブそのものが楽しいし、信号のない一直線の道を走っているとついつい最初の目的地を通り越してその先まで行ってしまうのである(というか距離感がバカになってしまう)

 

北海道の200kmは福岡の60km位の感覚ではないだろうか。

 


しかし今回の北海道旅行、やはりお金掛かり過ぎである。

 

今回の旅のノウハウを基に来年の北海道車中泊旅行をシュミレーションしてみた。(来年も行く気満々である)

 

季節は6月。

 

まずは車で山陰道を通り鳥取の玉造温泉辺りで車中泊、翌日余計な寄り道をせずに舞鶴に向かいそこから一気にフェリーで小樽へ。

 

帰りは小樽からなら舞鶴、苫小牧からなら敦賀である。

 

北海道に到着したら上の図のように各エリアに拠点を定めてここから観光したい。

 

札幌・小樽エリア、函館・洞爺湖エリア、釧路エリア、富良野・美瑛・旭川エリア、摩周・阿寒エリア、知床・網走エリアである。

 

拠点を一つ決め、そこで4~5泊ずつしながら各地を巡りたい。

 

これならば無駄な走りをすることなく効率よく回れるのではないか。そして次回はキャンプを充実させようと思っている。

 

北海道のキャンプ場は本当に設備が充実している。

温泉が併設されている、あるいはすぐ近くに日帰り湯があるなど利便性が高い。私はお風呂には絶対毎日入りたいのでこれは有り難い。

 

今回キャンプは何度か経験した。ホテル代わりとしか考えていなかったが、キャンプ場で出会った方々は皆さん思い思いに大人のキャンプを楽しまれていた、いいなーと思ったのである。

 

フリーのテントサイトなら500円位。オートキャンプ場でも1000円~1500円。電源付きでも2000円位で宿泊できるところが沢山ある。

 

 

これで計算してみると北海道30日間、走行距離約4500km(北海道部分)、費用は北海道だけで13万円。プラス、フェリー代・本州部分の交通費8万円。合計21万円で済みそうである。(土産なんぞ買わん)

 

 


北海道旅行の為に買った物・持っていって良かったもの

今回の北海道旅行用に購入したもの。

 

・ポータブル充電器55000円

・一人用テント8000円

・夏用シュラフ6000円

・サーキュレーターもらい物

・象印製電気ポット2800円

・テーブル2000円

 

サンシェード(スバルXV専用)7800円

吸盤で窓に取り付ける。

 

取り付けるとこんな感じ。外光を完全に遮断してくれプライバシーも守られる。

 

サンシェードも最初は自分で作ろうかと思ったが購入して正解であった。設置も最初は手間取ったが慣れると2~3分で取り付けることが出来た。

 


今回の旅で一番活躍したのはポータブル充電器であろう。

エコフローリバー2プロ(中国製)お値段55000円であった。ネットの口コミを見て買ったのだが、90分で満充電できるなど使い勝手は非常に良かった。ポタ電は一つは持っていくことをお勧めする。

 

一応毛布も持っていったのだが夏用のシュラフで充分であった。

 

サーキュレーターは7月に入って3日位使ったかな?

 

テーブルはハンドルに引っ掛ける仕様で、食事やパソコン作業などに重宝した。

 

象印製電気ポット。800ccのお湯を5分くらいで沸かすことが出来、コーヒーやカップ麺を食べる時などに毎日使っていた。

 


今回車中泊プラプラ旅の一番の心配は車中泊なので車の中で寝るわけだが、今まで車中泊なんぞしたことがない。キャンプですら小学生以来である。

 

ぶっつけ本番の車中泊であったが杞憂であった。

 

道の駅は幹線道路沿いにあることが多くトラックも夜中でもガンガン通っているのだが、旅の疲れもあるのだろうがほぼ爆睡であった。

 

車中泊時の寝床であるスバルXVは車長が4.48m。

後席を倒し前席を前に目いっぱいスライドすると2m×1.4mの空間が出来る。

後座席を倒してもフルフラットにならず段差が生じる。このままでは寝心地が悪い。

そこでホームセンターで売っている1.8m×0.9m厚さ4cmの発泡スチロール製の断熱ボードを敷くことにした。

 

これを敷くことにより段差を解消することが出来た。

この上に私が日常使っている、浅田真央ちゃんでお馴染みエアウィーヴのマットレスを敷いた。

我が家のベッドと同じ寝心地で実に快適な車中泊であった。

そしてこれも車中泊ブロガーさんが指摘していたことだが睡眠には枕が大切との事で私も家で使っている枕を北海道に持ってきた。これも正解であった。


北海道旅行を計画されている皆さんにアドバイス。

 

何度も言うが北海道は広い。広すぎる。

 

1.時間には余裕をもって。目的地やホテルには5時までには到着しましょう。市街地を一歩出ると街灯なんか一つもない。山道怖いよ。

 

2.いつまでもあると思うなGSとコンビニ。ガソリンは半分になったら入れましょう。GS次、何処にあるか分からないよ。それと同じでコンビニ。次のコンビニまで100km先とかざらだから。道の駅で車中泊しようとしても道の駅の売店は5時には終了するところが多いから、食料も買えない。カップ麺とパンと水は常備しておこう。

 

3.出来ればJAFには入っておこう。お金がかかるけど入っておくに越したことは無い。これは北海道に行って初めて知ったのだが北海道は路面状況が悪い。市街地や主要幹線道路はそうでもないが道道や峠道などは亀裂が入りまくりのボッコボコの道が多い。30cm位の穴は平気で開いている。山道で故障したりタイヤがバーストするとか考えたくもない。

北海道に入る前に車の点検とタイヤのチェックは忘れずに。

それにJAFのカードがあれば道の駅のレストランや温泉、各種施設の割引が受けられたり意外と使えるよ。

 

4.北海道の大自然の中をドライブするのは最高。地元では味わえない爽快感がある。

しかし居眠り運転とスピードの出し過ぎには注意!いつの間にか100kmオーバーなんてことはザラ。

しっかりパトカー隠れてますからね。私も2回くらいレンタカーがパトカーに停車させられているのを見た。旅の思い出台無し。

 

5.今回道の駅で車中泊をさせていただいたが、道の駅の駐車場ははあくまでも休憩のためのものであり皆さん節度を守って利用しましょうね。

 

以上思いつくことを書いてみました。では皆さん良い北海道旅行を。