北海道車中泊プラプラ日記7月13日土曜日旅28日目


昨日お世話になった初山別村「みさき台キャンプ場」

 

電源付きのオートキャンプスペースもある。

 

広々としていて眺望抜群。

 

道の駅「ロマン街道しょさんべつ」に隣接するホテルで日帰り湯も使えるので、早めに到着してのんびりするのも良いかも。

 

232号線を南下。今日は一日良い天気になりそうだ。

 

 

羽幌町に入る。

 

ペンギンの像のある休憩所で一休み。

 

なんでこんな所にペンギンの像がと思ったらこれはオロロン鳥。日本では北海道の天売島でのみ生息しているらしい。

 

「オルル~ン、オルル~ン」と鳴くことからオロロン鳥と呼称されるようになった。

 

「オロロンライン」もこのオロロン鳥が由来だとか。

 

なるほど。

 

オロロンラインをさらに南下。

 

一瞬、オロロン鳥かと思ったけど、多分海鵜だね。

 

羽幌町。道の駅「ほっと・はぼろ」

 

羽幌フェリーターミナル。

 

ここから天売・焼尻島に向かう。

 

船が出航する様はいつ見てもいいよね。しばらく見送る。

 

フェリーターミナル内の食堂。ここで昼飯でもと思ったが値段を見てたじろぐ。

 

天売・尻焼産のウニを使った「うに丼」が5500円。

 

このご時世、昼飯に5500円の「うに丼」を食うやつがいるのか。

 

石油でも掘り当てたら食べに来たい。

 

「うに丼」の代わりにセイコマの「とうきびソフト」を食べる。

 

 

チャリダーさんも多い。今日はホントに気持ちよさそう。

 

239号線小平町

 

道の駅「おびら鰊番屋」

 

昔、鰊漁で栄えた旧花田家番屋(重要文化財)。1905年に作られた2階建の木造家屋で、花田家の一族や漁師、鍛冶職人、船大工等、200人近くが共に暮らしていたらしい。

 

番屋というイメージから海辺の小屋を想像していたが規模の大きさに驚く。

 

北海道に残る番屋の遺構としては最大だとか。

 

 

留萌市街に入る。

 

道の駅「るもい」は大きなショッピングセンターの一画にある。

 

今日は何かイベントをやっているようで駐車スペースを見つけることが出来ず、結局そのまま道路に出てきた。

 

スタンプ収集出来ず(泣)。

 

ゴールデンビーチ留萌という海岸に出てきた。

 

そういえば散々、オホーツクや太平洋の海岸沿いを走ってきたがビーチで遊んでいる人を初めて見た気がする。

 

ビーチにテントを張ってバーベキューをする。これが北海道民の短い夏の海水浴なんだそうである。

 

沢山の人がいるが海の中に入っている人はいない。

 

ビーチはBBQする為にあるっていうのは沖縄県民と似ているね。

 

私も車を停めてしばし海岸を散策。

 

「寒っ!」

 

海からの風が冷たい。とても7月中旬の海とは思えぬ。

 

そりゃ海じゃ泳がんわね。

 

 

海をにらむ大筒。秋田藩台場跡。

 

ロシアの南下政策に備えるための台場であろう。

 

 

231号線

 

増毛町に入ってきた。

 

増毛。ましけと読む。毛が増すのである。

 

ありがたい地名ではないか。

 

私は若いころからデコが広く、歳と共にM字に生え際が後退していった。

 

それだけならまだしも、先日温泉の大きな鏡で見てみると頭頂部も薄くなっている。これはいかん。

 

増毛町にはおそらく、増毛神社みたいな神社があってお守りかなんか売っているのではないか、旅の土産にも良いし、話の種にもなる。

 

早速調べてみた。

 

調べてみると「増毛厳島神社」なる神社が確かにあるのだが「増毛推し」ではないようで、トリップアドバイザーの口コミなんてのを見ても「綺麗な彫刻が施された社殿があり、散歩しているだけで心が癒されました」とかそんなんばっかりである。

 

増毛はどうした! 商売っ気が無さ過ぎる。

 

 

京都には御髪神社なる髪をお祀りする神社があり、連日薄毛のオッサン達で大賑わいである。

 

実は私も行ったことがある。

 

境内には「もうこれ以上髪が抜けませんように」とか「毛が生えますように」という血を吐くような願いが書かれた絵馬がわんさかと奉納されている。

 

お守りは1個800円、一番高いお守りが1800円。絵馬は900円。結構いいお値段である。

 

いい商売だと思う。

 

失礼ながら増毛町はこれと言った産業もなく、絵にかいたような過疎の町である。

 

増毛で一発当てたらんかい。

 

 

「いわれがない」だと。

 

なん、そんなものはでっち上げればよいのである。

 

弘法大師が昔、北海道に来たとき杖を地面に突き刺したら水がコンコンと湧き出し、その水を飲んだハゲの村人に急に髪が生え、以来その村にはハゲが居なくなったとかなんとか。

 

「弘法大師は北海道には来たことがない」・・・そうなん?

 

まあ何でもよいのである。増毛という地名を活かさない手はない。

 

是非ご検討ください。

 

 

石狩市厚田、「恋人の聖地展望台」付近。よくもこんな気恥ずかしい地名を付けるものである。

 

切り立った断崖がイギリスの何処かみたい。(行ったことないけど)

 

道の駅石狩「あいろーど厚田」

 

売店に入るとお馴染みの商品がたくさん並んでいる。

 

那覇空港の売店か。

 

石狩市は沖縄県恩納村と友好都市提携を結んでいるそうだ。

 

まあここで「タコライスふりかけ」は買わないけどね。

 

231号線を札幌方面へ

 

本日は道の駅「しんしのつ」で車中泊。

 

隣接するキャンプ場で宿泊したかったのだが何と予約で一杯。今日は土曜日だもんね。

 

道の駅の駐車場もなんとか一台分のスペースが開いており、駐車することが出来た。やれやれであった。

 

本日の走行距離241km