旅も24日目。6月12日に福岡を出て一か月近い。
疲労もだいぶ蓄積されている。なので今日は一日札幌でのんびりすることにした。
宿から歩いて5分位のところにある旧北海道庁舎に行ってみたが、改修工事中との事で見学は出来ず。
ならばとプラプラ歩いて大通公園までやってきた。
テレビ塔は札幌に来た際に何度も見たことはあるが登ったことは無い。
今回はベタな北海道観光を掲げているのでこれは登らねばなるまい。
スケルトンのエレベーターがちょっとスリルがある。
大通公園が一望。
遠くに見えるのは大倉山のジャンプ台ですかね。
お約束の時計台もパチリ。
さて次は何をするかと考えていたら、路面電車がやってきた。
外回り循環らしい。
という事は一周してまた戻ってくるわけだ。これに乗って札幌市内観光をすることにした。
庶民の生活を知るのも良いだろう。
狸小路やススキノ、藻岩山のロープーウェィのりばにも行くらしい。いいんじゃない。
こちらの車両は2013年5月から運航を開始した低床車両「A1200型」
昔走っていた「210形」とかはもう無くなったんですかね。
パルコの角を曲がって狸小路方面へ。
電車の写真を撮っている人がいる。何処でもいるね撮り鉄は。
椅子に座ってぼんやりと街行く人を眺めているだけでも楽しい。
みんな働いている時間にこんなにのんびりできるなんてまさに至福。
約50分程であったろうか一周して戻ってきた。
はとバスに乗っているような気分で市内観光が楽しめた。大人200円だしね。
一日券とかあるのかな。
昼飯はやはりベタにスープカレーを。
ここはマジックスパイスさん。
スープカレーの草分け的なお店である。
何を注文してよいか分からないので取り敢えずチキンカレーを。
辛さはどうすると聞かれた。
虚空+300 最強辛宇宙超感覚覚醒
天空+270 天に舞う如き意識を誘う
極楽+250 涅槃を超えたら即直行
涅槃+240 摩訶不思議世界への入口
悶絶+180 涅槃に到達前の軽い修行
瞑想+130 第六感を目覚めさせる
覚醒+90 魔法薬草辛世界登竜門
どれも恐ろしげである
私はココイチで言えば2辛がせいぜいなので悩む。
「涅槃がおすすめですよ」と言われた。
「涅槃」・・・摩訶不思議世界への入り口に行ってみたいが、その下のランクが悶絶である。
涅槃に行くには悶絶をクリアせねばならぬのか。なんか恐ろしい。
今回は第六感を目覚めさせる「瞑想」をオーダーした。
こちらが「チキンカレー瞑想」である。
色々な野菜にチキンレッグがドンと入っている。
先ずはスープを一口。うん美味い、そこまでの辛さはない。
マイルドと言っても良いのではないか。シャキシャキとした野菜と一緒にご飯にカレーをかけてを食べる。
「涅槃」でも良かったかなと思った瞬間、汗が噴き出した。辛い!やっぱ辛い。一気に辛さが襲ってきた。
額やこめかみから恥ずかしいくらい汗が噴き出してくる。しかし辛いけど旨味はしっかり感じることが出来る。ただ辛いだけのカレーではない。
その後も汗をかきかき何とか完食。ラッシーで口中を鎮める。
私がランチタイムの最後の客だったからなのか、店員さんがみんな出てきてお見送りしてくれた。
ご馳走様でした。次は「涅槃」に挑戦します。
札幌で行きたかった場所が有りまして、それがモエレ沼公園。
もともと札幌市が東区に公園を計画していた。ごみの埋め立て地として利用されていた場所を彫刻家のイサムノグチが「人間が傷つけた土地をアートで再生する」というコンセプトのもと設計に参加。
その後ノグチは完成を見ることなく亡くなってしまうのだがマスタープランが完成済みであることから公園造成を継続。1989年から造成工事を開始、16年後の2005年にグランドオープンした。
188.8ヘクタールという広大な敷地にガラスのピラミッドを始めとする各種施設が点在する。
海の噴水。
荒れ狂う海のような波しぶきを人工的に作り出す。
モエレ山
モエレ山頂上から札幌市街を望む。
その他まだまだ色々な施設を巡りたかったのだが、残念ながら雨が降ってきたので撤収。
ここでもガチャを廻す。
モエレ沼公園オリジナル缶バッジをゲット。
羊ケ丘から札幌ドームを望む。
最後はやはりここであろう。
札幌観光のラスボス。クラーク博士像。
私も初めて来た。
像の前では写真を撮ろうと観光客が列をなしている。私も列に並ぶことにする。
私の前は大阪から来た家族連れがキャッキャッと写真を撮っていた。
私の順番が来てこの写真を撮って帰ろうとしたら、私の前で写真を撮っていた家族連れのお父さんが撮りましょうかと言ってくれた。
有難いのでお願いする。
「いいですか行きますよ。はいポーズ取って、ポーズ。はいニッコリ。じゃあ、もう一枚」
なんか恥ずかしいがお父さんにのせられる。こうなったら旅の恥は搔き捨てである。
「次、縦でいきまーす。あぁいいですねー撮りまーす。はいじゃもう一枚」と何枚も撮ってもらった。
お父さんは私を撮り終わった後も次から次から観光客の写真を撮ってあげていた。
もはやクラーク博士像前に開業している写真屋だ。
奥さんがそんなご主人の姿をニコニコしながら写真に撮っていた。素敵なご夫婦である。
奥さんに礼を言って立ち去る。
石原裕次郎の「恋の町札幌」の歌碑をパチリ。
この後は街に出て飲むつもりはないので、つまみをを買ってゆっくり宿飲みする。
今日も楽しかった。本日終了。