今日はやんばるの森おもちゃ美術館を訪問しようと思っている。
友人から沖縄に言ったらぜひ行けと言われた。
オッサン一人おもちゃの美術館なんかに行って楽しめるのかと思ったが、オッサンでも十分楽しめると言うので行ってみることにした次第である。
高速を許田のインターで降り、ひたすら北に向かって車を走らせる。道の駅ゆいゆい国頭の手前の道を右に。
集落を抜けていくとやがて、やんばるの森に入っていく。
なんかえらい山奥に入って来てるんだがホントにこの道でよいのだろうか。
私は方向音痴である。方向音痴のくせにナビが信用できない。過去数々ナビを信用せず自分の野生のカンに従がい、えらい目に合っているのでここはナビを信用することにする。
こんな山の中で迷ったらえらいこっちゃ。
なんかそれらしい看板が出てきた。
行けども行けどもやんばるの山の中である。
道中でマングース捕獲作業中と書かれた車両を発見した。
以前訪れたヤンバルクイナ生態展示施設でガイドしてくれたスタッフさんがレンジャーが日々やんばるの森をパトロールしてマングースの捕獲に当たっていると言っていたがこれだったんだね。
ご苦労様です。
あと400m。
やっとたどり着いた。こちらがやんばる森のおもちゃ美術館。
やんばるの森にとけ込んだ、平屋建てのこじんまりした美術館だ。
こちらの美術館は姉妹館が全国に12あるらしく、郷土の自然や文化と遊びが癒合した交流型ミュージアムを標榜している。
各地からの要望により設立され、公民問わず様々な組織が設立運営を行っているようだ。
全国のおもちゃ美術館「NPO法人芸術と遊び創造協会」
人々の暮らしを支えたやんばるの森
やんばるの森とは国頭三村に広がる広大な森林のこと。その森から伐りだされる木材はかつて琉球王朝時代、首里城の建築に使われました。また、戦後の復興のための建築材や薪炭材として、現在はやんばる特有の木材の供給地として貴重な役割を果たしています。やんばるの森のおもちゃ美術館は、その森の中にあるのです。
中を覗いてみると町の図書館にへ併設された児童コーナーのようだ。
日本だけでなく世界中の造形作家さん達が作った木のおもちゃが並んでいる。
実際に手に取って遊ぶことが出来る。子供向けのおもちゃなんだろうけど大人も楽しめる。
ちょうど入館した時、体中に色んな柄が入ったお兄さんたちが楽しそうに輪投げに興じていた。
後でスタッフさんに聞いたら1時間以上もキャッキャやって遊んでいたそうである。
木のおもちゃはヤ〇〇も童心に返すようだ。
一番楽しかったのがこのヤンバルクイナのたまごを模した球体が沢山入れられたプール。
約3000個入っている。
なんと一つ一つが作家さんの手作り。
年に何回かスタッフさん総出で一個ずつ、みがいているらしい。
最初は足湯みたいに浸かって、足裏をゴロゴロさせていたが実に気持ちが良い。
全身をプールにつけてみる。
たまごがツボを微妙に刺激して気持ち良いのなんの。ゴロゴロ、ぐりぐり腰や背中に押し当てる。
腰痛もちのオッサンにはたまらん。
これ商品としてもイケるんじゃないの。「ヤンバルクイナのツボ押したまご」とか。
窓の外の景色を眺めながら、虫だか、鳥だか、獣だか分からない鳴き声を聞きながら20分位寝っ転がっていた。
沐浴ならぬ「木浴」である。出来れば露天にしてほしい。鳥のさえずりかなんか聞きながらゴロゴロしたい。
そんなわけで今回はまさかの温泉気分を楽しんだ。
やんばるの森の中で木の温泉に浸るのもおつなものだぞ。
併設されている天文観測所ではやんばるの森星空観察ツアーも行われている。
営業時間 10:00~16:00(最終入館15:30)
休館日 毎週木曜日、年末年始 ほか
入館料 おとな(中学生以上)600円
こども(1歳以上小学生まで) 400円
(1歳未満)無料
国頭村民割引あり
沖縄県国頭村辺士名1094-1
0980-50-1022
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2023.11.17
沖縄メシ
あのお店は今どうなっているのか。三角食堂。
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