どーも皆さん、こんにちは。くまのみです。
私は現在福岡空港出発ロビーに居ります、
今年4回目の沖縄出張に向かうわけですが、落ち着かない時間を過ごしております、というか恐怖の時間を過ごしている。
なぜ恐怖かと言うと、これから飛行機に乗るわけで、そう飛行機に乗るのが怖いのである。
飛行機に乗ってこれから沖縄までの2時間弱を過ごすのかと思うと今から金〇がチジミあがっている。
いつかはこの恐怖の克服できるだろうと思っていたが、この歳になって克服できないことを思うともはや無理なようだ。
しかも年々、歳とともに恐怖感が増してくるように思う。
みんなどうしているんだろうか。
私みたいな飛行機恐怖症は沢山いると思うのだが。
しかしロビーを見渡してみると、皆さん搭乗開始前の時間を思い思い過ごしているようで、私のように早くも固まっている人間は見当たらない
それとも恐怖心を隠していかにも旅慣れた風に携帯を眺めているのだろうか。
飛行機恐怖症を克服する方法はないものかとネットで色々調べてみた。
検索すると結構出てくるのでやはり皆さん恐怖を感じる方は多いようである。
有名人なんかでも飛行機恐怖症は多いようで歌手のデッビッド・ボウイなんかは1973年に日本公演を行った際には先の講演先のアメリカから船で来日し、帰国に際しては横浜港からナホトカを経由してシベリア鉄道を利用して帰国したそうである。
私も実はフェリーで行こうかと考えたことがある。しかしよくよく調べてみると時間や料金がとんでもなく、これもあきらめた。
ちなみに福岡から沖縄までフェリーで行くにはまず新幹線で鹿児島まで行き、それからフェリーである。
24時間以上かかり料金は2等で片道14800円であった。
恐怖を克服する方法としては、日常の活動に埋没して恐怖を忘れる方法があるそうだ。
機内で食事をする、映画を見る、本を読む音楽を聴く、目的地の事を考える、楽しいことを考える等々。
ふざけるなと言いたい。
それが出来ないから怖いのである。食事をして、映画を見て、本を読んで音楽を聴いていそれで恐怖を克服することが出来るならとっくの昔にやっとるわい。
YAHOO知恵袋のベストアンサーを読んでみると飛行機の安全性や機体の特徴なんかに言及されている。
飛行機は絶対安全ですよーと書かれてある。
さらに「飛行機事故による死者は全世界で年間平均500人です。一方、日本国内で、階段から転げ落ちて死ぬ人は
年間600人を超えます。飛行機よりも階段の上り下りの方がはるかに危険です」と書いてある。
その他にも「交通事故で死ぬ人の方が何百倍も多いんですよ」などとしたり顔で言うやつもいる。
しかしながら、これはもう全く説得力のない答えである。
階段を転げ落ちるような、おっちょこちょいと一緒にするんじゃねえ。
階段の上り下りは自らの注意で克服することが出来るし、車の事故だってかなりの確率で自分でコントロールすることが出来るが飛行機が落ちる時は自分ではどうすることも出来ない訳である。
どうあがこうと落ちるだけである。
そんなときもCAさんは「ベルトをお締めください」とか言うんだろうな。
飛行機が落ちようという時にベルト引き締めてどうするか!
自分ではどうすることも出来ないというところに本質的な恐怖があるのではないか。
地上だか海面だかに激突するまでの数分間、人は何を考えるのだろうか、どんな祈りの言葉をつぶやくのだろうか
いつもそんなことを考えてしまう。
そして怖いのは人間である。はっきりいってパイロットが信用できない。
爽やかに機内放送でフライトをお楽しみくださいと言う機長がいるかと思えば、「この先気流の関係で揺れる可能性がありますが飛行の安全には全く支障はありません、どうぞご安心ください」と言うがどう見ても声に緊張感が漂っている時なんかは、もうこちらの緊張感もMAXである。
私が忘れることが出来ないのは羽田沖日航機墜落事件だ。
昭和57年2月9日福岡発羽田行き350便は羽田沖で墜落。着陸直前に機長がエンジンを逆噴射。滑走路手前に墜落した。副操縦士が叫んだ「機長、やめてください」は当時流行語ともなった。
後でわかったことだが機長は精神分裂症(現在では統合失調症と呼ばれる)であったとされる。
この事故により乗客24名が亡くなった。
どんなに科学が発達しテクノロジーが進んだとしてもそれを操るのはやはり人間である。
コックピットの密室の中では今も何が行われているか分からないのである。
友人から「飛行機に乗る前に睡眠導入剤飲めば」と言われた。
なるほで機内で寝ていればよいのだ。
これはグッドアイデアと思い早速実行してみたが、結局機内では一睡もできず、ホテルに着いたとたん爆睡してしまい夜中に目を覚ますと鬼のような着信が入っていた。
飲み会の予定をすっぽかしてしまったのである。
飲み会の予定をすっぽかす位なら良いが、レンタカーでホテルまで移動するような時は事故でも起こしたら大変である。この方法も使えない。
飛行機にパラシュートを付けるのはどうであろうか。宇宙船が宇宙から帰還するときにはパラシュートで降りてくるではないか、技術的には問題ないと思うので是非、検討してもらいたい。
それかもう乗客がパラシュートつけてイチかバチか飛び降りるかである。
「面倒くせえなぁ~。じゃあもう沖縄行くなよ」なんて言わないでほしい。
仕事だろうが観光だろうが沖縄にはそれを打ち消して余りある魅力があるのだ。
まさに「恐怖の報酬」である。
さてそろそろ搭乗の時間が来たようです。
仕方がないので結局最後は神頼みである。南無阿弥陀仏ととなえ、十字を切り、メッカの方に向かって床に頭をこすりつける。
無事に沖縄にたどり着くことが出来たらまたブログでお目にかかりましょう。
では皆さんさようなら。
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2023.08.28
沖縄メシ
永當蕎麦で昼のみ