今日は読谷村にある「さんご畑」にやってきた。
さんご畑はサンゴの養殖施設である。
サンゴを養殖し成長したサンゴを海へ移植する活動をしている。
ダラダラとした坂を下っていくと海岸が見えてくる。
施設の付近にも何台か停められる駐車スペースがあるが入り口の近くにある「gala青い海」の駐車場に止めさせてもらう方が良い。歩いても3分位である。
こちらに施設は金城浩二さんという方が私財を投じて運営している。
エルニーニョ現象でサンゴが白化していくことを憂いてサンゴの養殖を始められたそうである。
温暖化現象で世界中のサンゴ礁が白化現象により死滅している。
沖縄周辺の海も例外ではなく、石垣島や宮古島でも潜ったことがあるが瓦礫の海を目にしたときは本当にショックであった。
施設内に入るとむわっとした湿気に包まれる。
この中でサンゴの赤ちゃんがすくすく育っている。
2001年にサンゴの養殖技術を確立。
2002年から移植を開始している。
チョットした水族館のようでもあり、海の生物好きとしては楽しい。
素敵だなと思うのは熱帯魚を一緒に飼育していることである。
サンゴと魚は当然、共生関係にあるわけで、魚の存在がサンゴの生育によい影響を与えるのは間違いない。
いつも思うのだが植物園なんかでも動物を一緒に飼育してもらいたい。
アマゾンのジャングルを模した植物の展示なんかがよくあるが何か物足りないのは、そこに鳥や昆虫や動物がいないからである。
是非、ジャガーや極楽鳥を放し飼いにしてもらいたい。それでこそ植物も生き生きするのではないか。
移植を待つサンゴの種子たち。
こちらもサンゴの赤ちゃん。
テーブルサンゴであろうか。これがあのデカいサンゴになるのかと思うと感慨深い。
海亀は可愛いがアホである。
海亀プールがあり、そこで海亀に餌やり体験ができるという事でにわかにテンションが上がる。
長いトングの様なもので小魚を食べさせる。
水面を覗いていると「オッ、エサくれるのか」と早速海亀がやってきた。
こちらのプールには二匹の海亀が飼われていて、大きい方は定置網に引っかかっていたのをこの施設に引き取られたようだ。
小さい方はこの付近で孵化したそう。
カメ可愛いよね。早速エサをあげてみる。
トングの先に餌をつけて食べさせようとするのだが、エサではなくトングの先に噛みついてしまい、その拍子にエサの魚はゆらゆらと下に落ちていく、魚だったらすかさず潜ってエサをゲットするのだろうが亀は下に落ちたエサは全く見えないようだ。
何度やってもトングの先に噛みつくだけでエサを取ることが出来ない。
旨い事、空中でエサをぶらぶらさせてみたが結局一匹もエサを食べさせることが出来なかった。
大丈夫かお前ら!
飼われている施設の中でこんなありさまだったら自然の中じゃ生きていけないぞ。
なんか心配になってきた。
海亀の寿命は80年以上か。
あの亀たちはこの施設で一生過ごすのだろうか。いつも思うのだが動物園や水族館で飼われている動物たちは大自然の中で生きていくのとどちらが幸せなのだろう。
こんな狭い折の中で飼われてかわいそうだなと思う反面、ここだったら衣食住には困らない訳で暢気に生きていけるのではないか。
お前ならどうすると言われれば、絶対に動物園で飼ってもらう派である。
大海原や大草原の中にいきなりおっぽり出されるとか考えただけでもゾッとする。
布団の外は危険がいっぱいである。出来ることならば檻の中でぬくぬくと生きていきたい。
そのうちに嫁さんでも世話してもらえるのではないか。
「まあ芸の一つもやりますんで、末永くよろしくお願いしますよ。」と飼育員にもみ手しながら媚びるのは間違いない。
ナイナイの岡村隆史主演の映画「てぃだかんかん」の舞台になった場所でもある。
台風の被害で一部施設が損壊して現在復旧中とのこと。
美ら海水族館の大迫力の展示も良いが如何にも手造りっぽい「さんご畑」も良いぞ。
スタッフさんから直接サンゴだとか海亀の話を聞けるのも楽しい。
ナマコも触れるよ。
営業時間 水曜定休 13:00~18:00
入場料
大人:¥900
学生:¥600
6-15歳:¥300
5歳以下無料
〒904-0323
沖縄県読谷村高志保923-1
Tel 098-982-9988
追記
当施設に飼育されているウミガメは一時的な保護であり状態やタイミングを見ながら海に返しているそうです。
その為、ウミガメ不在の場合があります。
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2023.08.09
沖縄メシ
シーサイドドライブインでビーフチャーメン。