ゆいレール奥武山駅から見えるこの看板。
やたら目に付くのである。
「豚の丸焼き」
豚の丸焼きですよ。
金城畜産さんの豚の丸焼き。どんなもんであろうかとゆいレールから見るたびに想像していたのである。
いつか食べてみたいがまさか、まるまる豚一頭買うわけにもいかず、想像だけたくましくしていたのである。
アニメの「はじめ人間ギャートルズ」や「モンスターハンター」に出てくる骨付きのでっかい肉を焚火で炙って
食べるというのは世の男子であれば一度は憧れたのではあるまいか。
以前、東京かどこかの居酒屋でアニメに出てくるような骨付きの肉を提供しており食べてみたいなと思っていた。
その金城畜産さんがランチを始めたというのである。
これは行かねば。
ランチは毎週金・土。
「豚の丸焼きが食べられます」
テイクアウトもOK
このポップだけでもインパクト大。
こちらがランチメニュー
豚の丸焼き丼 1300円
しゃきしゃきキャベツと甘辛く煮込んだ玉ネギの上に焼きたての豚肉をのせて秘伝のたれをかけていただきます。
豚の丸焼き特選カレー 1300円
残った豚の骨から出た出汁と玉ネギをじっくりコトコト煮込んだ当店オリジナルカレー。
豚の丸焼き沖縄そば 1000円
県産豚の出汁が口いっぱいに広がる自慢のスープは一度食べると虜になる沖縄そば。
豚の丸焼きチリドック 500円
豚肉を煮込んで作ったオリジナルのチリペイストと焼きたての豚肉の食感がたまらない一品。
豚の丸焼きパック 1000円
店内は3~4人が座れるカウンターがありその奥に豚の丸焼きがドンと置いてある。
子豚らしいのですが迫力がありますなー。
観念したかのように鎮座する豚がいじらしい。
こちらが裏側。
少しずつ身をほじって、豚の丸焼き丼やカレーにトッピングしているようである。
モモの骨付き肉とか、あばら肉にかぶりつくイメージであったのでこれはちと以外であった。
豚皮を試食させてもらった。
これがまたパリパリに焼かれて美味い。
ビールのお供に最高であろう。
今回は豚の丸焼きパックを買ってみた。
結構、ずっしりと重い。
まだあったかい。
身はほぐされた状態で入っている。
一頭買いだと64800円(10K~25K、10~25人分)から91800円(40K以上、40人以上)なので、ばら売り?
してもらえるのはありがたい。
半身も出来るらしいけど、半身ってどこから割るんだろうか、頭から一直線に割るんだろうか?
ちょっと不気味だ。
集まり事だとか、各種お祝い事で人気なんだそうである。
じっくりとローストしてますというだけあってしっかりと油は落ちているが、パサパサではなく
噛めば噛むほど旨味がじゅんわりとあふれ出てくる。
調味料は塩だけで充分である。
ホロホロと繊維質にそって肉がほどけていく感じ。
肉を食ってるなーとしみじみ感じる。豚本来のうまさが味わえる。
沖縄で少年時代の夢をかなえることが出来、まことに感無量である。
金城畜産さんにお願いだが、出来れば骨付きのモモ肉であるとか骨付きリブロースを塊で提供していただきたい。
それを海にでも持って行き夕陽でも見ながらかぶりつきたいと思う。
是非ご一考をお願いしたい。
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2023.05.31
沖縄あれこれコラム
仲村渠さん。