沖縄本島も4月1日に海開き。
美々ビーチいとまんでも海開きが行われました。
那覇からですと車で20分くらいです。
私は糸満という街が大好きなので、時々レンタサイクルを借りて街をぷらぷらするんですが途中よくこのビーチで休憩します。
「美々ビーチいとまん」(と書いてある。)
2006年オープンですからさすがに年季が入ってますね。
駐車場はゆったり600台
マリンエリアと遊泳エリアがきっちり分かれていますので小さいお子さん連れでも安心。
トイレ、更衣室も完備。
もう夏だね。
ここで那覇空港に着陸する飛行機を( ゚ ρ ゚ )ボーっと眺めてるのも楽しいです。
海を見ながらボォーとするもよし、お弁当食べるもよし、キャーと言いながら海に飛び込むのもよしである。
沖縄といえば青い海。青い空、白い砂浜。
内地から来た観光客が思い浮かべるイメージと言えばこれである。
私なんかすぐにでも海に飛び込みたくなるが、沖縄県民はまぁ~海には入らない。
大体、ビキニかなんか着てキャッキャしてるのは観光客で、県民は海に入ったとしてもTシャツや短パンなんかをしっかり着込んでいる。
泳ぐというよりもつかる?
沖縄の友人知人になぜ沖縄県民は海に入らないのか、こんな素晴らしい環境がすぐ近くにあるのにもったいないと言うんですが、そのたびに、またかよといった感じで薄ーく笑われて終わりである。
沖縄県民が海で泳がない理由。
1. とにかく暑い。このクソ暑いのに海なんかで泳いでられるか。
暑いのもそうですけど紫外線の強さたるや半端ないのでそもそも夏は外に出たくない。
(沖縄の紫外線は本土に比べて2倍以上とか)
命知らずの観光客が甲羅干しし過ぎて黒焦げになり、病院に担ぎ込まれるなんてことがよくあるらしい。
2. 海は怖い。どんな危険な生物がいるか分からない。
ハブクラゲとか怖いですもんね。
3. 海はBBQするところである。県民、酒飲むのは好きだからね。
4. そもそも泳がない、泳げない。昔はプールのない学校も多かったそうで、泳げないという県民も多いそうだ。
「それに海に入るとムチャムチャするしね」ムチャムチャというのは沖縄方言でべたべたするという意味である。
(これを標準語と思っている県民多し)
私が住んでいる街は芸事が大好きでお祭りバカがそろう博多と道路に手りゅう弾が落ちている修羅の街北九州のちょうど真ん中で、車で走れば10分くらいで海がある。
千里松原とよばれ美しい砂浜の海岸線が続いている。道路沿いの遊歩道が整備せれていてのんびりと海岸を歩くのは素敵なひと時である。
先日この近くを車で走っているときハタと気づいた。
もちろんこの季節海で泳いでる人なんかいない。
こんな時期海で泳いでいたらアホである。
星野村とか福岡でも海のない場所から来た人間に「何故こんなきれいな海があるのにお前たちは泳がないのかもったいない。さあ泳げ」と言われたら、なんじゃコイツ、馬鹿じゃねえのかと思ってしまう。
それと同じことなのである。
県民にとっては海とは日常であり、いつでもそこにあるものであり、生活の糧を得るための場所なのであろう。
いまさらキレイな海だと言ってはしゃがないのである。
「お前たちはこんなきれいな海があるのになぜ泳がないのか、なぜもっとはしゃがないのか」と偉そうに言っていたがまさに傲岸無知、余計なお世話であった。
やはり日本は広い。各地にその気候風土に根差した文化や風習、習慣があるのである。
改めてそれを考えさせられる。
私は友人知人界隈では沖縄通で通っており、沖縄旅行のアドバイスを良く求められる。
何処の店が美味いだの、ホテルはどこが良いだの景色は何処がキレイだの色々尋ねられる。
その中でもおすすめのビーチは何処だとよく聞かれる。
これからはこう答えるとしよう。
「おすすめのビーチ? ビーチねぇ。 オレあんまり海行かないんだよね~」
と、薄ーく笑いながら言ってやるつもりである。
追記です。
琉球新報2023年7月17日の記事によると。
沖縄県民は海で何をする?(複数回答)
1位 海沿いを散歩する 57%
2位 朝日や夕陽を眺める 54%
3位 バーベキュー 43%
4位 泳 ぐ 40%
5位 足の着く浅瀬で遊ぶ 36%
その他、「魚釣り」「ダイビング」など。
「クラス会」「墓参りの後に立ち寄る」なんてのもあるそうだ。これなんか沖縄っぽいね。
皆さん海には良く行かれるようである。
海は泳ぐ場ではなく海で過ごす時間を大切にしているのであろう。
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