ヤンバルクイナ生態展示学習施設.

祝。世界自然遺産登録決定！

今日は早起きして北へ向かいたいと思います。

何処へ行くかと申しますと、やんばる学びの森ヤンバルクイナ生態展示学習施設です。

前から一度ヤンバルクイナを見てみたいと思ってたんですが、もちろん、そんじょそこらにはおりません

し、やんばるの森の奥深くに居るわけですから那覇に居ても見られるわけがない。

結構、北部をうろうろドライブしていますので、いつか野生のヤンバルクイナに出会わないかなと

思っていましたがなかなかそう上手くも行きません。

ならばと飼育されているヤンバルクイナを見に行くことにしました。

那覇から高速に乗ります。

早朝に出発したのはヤンバルクイナは朝方、活動することが多いらしくひょっとしたら山中で

野生のヤンバルクイナが見られるかもしれないと思ったからです

許田で高速を降りてひたすら北上。

やんばるの森の中に入っていきます。

スピード落とせ！　ケナガネズミ横断中。

ケナガネズミは奄美大島、徳之島、沖縄本島北部にのみ生息する体調約60Ｃｍの日本最大のネズミ

です。

夜行性で樹上で生活をしていますが餌を求めて路上に出て車にはねられることも多いとか。

なんだかこの辺りから植生が変わってきて、亜熱帯のジャングルに居るような気がしてきました。

この看板のモデルはイシカワガエルでしょうか。

沖縄北部にいるイシカワガエルは地域固有のオキナワイシカワガエルで絶滅危惧種の天然記念物です。

体長は最大で10ｃｍほど。

ヤンバルクイナの親子。

この辺から段々、ロードキル防止用の看板が目だってきました。

やんばる野生生物保護センターによりますと2021年3月から6月にかけて交通事故で死んだ、

ヤンバルクイナは国頭村だけで10羽確認されたそうです。

ヤンバルクイナは3月頃から繁殖期に入り、5月から6月にかけては子育て中の親鳥がヒナに餌を

運んだり、若鳥が歩き始めたりで事故に巻き込まれるそうです。

行けども行けども山の中。ナビを頼りに走っておりましたので、ホントにこの道で良いのか

不安でしたがやっと看板が出てきました。

施設に近づくにつれてこんな木の看板が増えてきました。

くいなパークゴルフ場が併設されています。

いやいや那覇から2時間半かかってやっと到着。

ヤンバルクイナ生態展示学習施設クイナの森。（公式ホームページ）

こちらは国の天然記念物「ヤンバルクイナ」の個体を公開することで、野生動物の保護や自然環境

の保全等について普及啓発を行う施設です。

開館時間9：00～17：00　定休日：毎週水曜日　入館料大人500円　小中学生200円

そりゃそう。

さきほどから見かけた看板はこれだったのですね。

施設の中です。

ヤンバルクイナについて体系的に勉強することが出来ます。

私が訪れた時は客は私一人だったのですがスタッフさんがマンツーマンで色々説明してくださいました。

こちらは初代キョンキョン。

施設の看板娘でしたが、心臓に疾患が見つかり引退したそうです。

どうやって見つけたんでしょうね。ある意味凄すぎる。

現在はこちらに施設で元気に余生を送っているらしいです。（場所は非公開）

それではいよいよ展示室の中へ。

現在飼育されているのはオスのクー太、4才。

キョンキョンの後を引き継ぎ2代目を襲名しました。

目を凝らしてみますとなんか居ますね！

初ヤンバルクイナ。

わぁーこっち来た。

思っていたよりも大きいですね。

写真を撮ろうと思うんですがチョコチョコ動き回るんでピントが合わない。

すばしっこいです。

目と口ばしが赤い。

クーちゃんは5羽の兄弟の中から選抜されたそうで、好奇心旺盛で人懐っこい性格だそうです。

スタッフさんいわく、根っからのアイドル気質。

めちゃくちゃ近くまで寄ってきてくれました。

しかしながらその日の気分もあるんでしょうが全く茂みに隠れて出てこない時もあるそうですが

エサの時間には出てくるそうなのでこの時間帯に行けば必ず会えると思います。

エサの時間が分かっていて待ち構えているんだそうですよ。

時間にして30分程いましたがスタッフさんのクーちゃん愛が半端ない。

世界自然遺産登録も決定し、これからもやんばるの森がヤンバルクイナやケナガネズミの楽園で

あり続けてほしいです。ではまた。

世界自然遺産登録決定後の初めてのお客さんにはオリジナルTシャツがプレゼントされたそうですよ。

欲しい。

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