何年かに一度、読み返したくなる本というのがありまして。
それがこの本、村上春樹の「遠い太鼓」です。
1986年から3年間ヨーロッパ滞在した時の滞在記というか旅行記です。
この期間に「ノルウェイの森」と「ダンス・ダンス・ダンス」を書き上げる訳ですが、そこに至るまでの苦
闘や作家としての孤独な作業が綴られています。しかしそれを除けば
訪れた国(イタリアとギリシャが主ですが)、街、出会った人々、そこであった出来事、食事、ワインから
猫まで、色々な話が出てきますがほとんど、悪口と愚痴です。
延々、村上春樹のボヤキを聞かされるわけですが500ページにわたる本にも関わらず読者に飽きさせず読
ませるというのは、やはりこの作家の力量を感じさせます。
そしてこの本を読むと何故か旅に行きたくなるという、私にとっては悪魔の本です。
沖縄のホテルのベットで寝っ転がりながらこの本を読んでいると、どうせ今、福岡に帰ってもまたすぐ沖縄
に帰ってこなければならないし「沖縄で年末年始を過ごすのも良いかな。」という気分になってきました。
村上春樹風に言うならば「やれやれ。結局僕はこの街で年末年始を過ごすことになったのだっだ。」
というわけで、私としても初体験の沖縄の年末年始風景をお届けしたいと思います。
半袖、Tシャツって!
12月29日の国際通りです。
沖縄は12月に入ってほぼ曇りか雨ですね。気温は24度。雨のせいか蒸し暑いくらいでした。
「12月は2日位しかお日様みてないよ~」とタクシーの運転手さんが言ってました。
一応、福岡出るときヒートテック持ってきたんですが全く必要ありません。
牧志公設市場はまだ工事中ですね。
総菜屋さんの看板猫はお昼寝中。
仮設市場で営業中です。
市場の雰囲気はもとのままですね、2階の食堂街もお客さんで込み合っていました。
泊港の風景です。
久米島からのフェリーが入ってきました。
離島への運航は通常通りのようですね。
粟国島の「アグニファン」さん。ぜひコロナが収束したら行ってみたいですね。
座間味島行きの高速船クイーンざまみ。
天気のせいもあるんでしょうが、なんとなく寂しげな感じです。
慶良間にも行ってみたいですけど今は我慢ですね。
小禄のスーパーの店内です。
正月の食材を買い求めるお客さんでいっぱいです。
沖縄でも普通にしめ縄とか飾るんですね。
そして30日の締めは泉崎にある当利(あたり)さんで。
当利さんも30日が最終日。
このポテチの燻製がむちゃくちゃ美味いんですよね。
市販のポテチをお店で燻製にしているだけだと店長はおっしゃいますが、家でやってみてもこの味がでない。
今日の泡盛は暖流の40度木樽仕込み。
木樽で仕込んでいるせいか、ちょっとウイスキーのような味わい。
同じく30度の方は3年古酒を店で8年寝かせたとかでまろやかな味わいです。
沖縄も時短営業になってしまいましたので、飲食店はどこも大変だと思いますが、頑張っていただきたいです。
来年の営業は「4日から始めようと思ってたけどやっぱ5日からにするわ~」とのこと。
今年もお世話になりました。
ではまた。
よろしければこちらも。