本日は石垣島に本社を置く請福酒造さんを訪問しました。
請福酒造さんの泡盛は福岡のスーパーでも普通に並んでおり、久米仙とともに福岡県民には
おなじみの泡盛です。
1949年(昭和24年)に漢那酒店として創業、依頼「直火釜蒸留法」など独自の製法にこだわり、また一
方では業界初の「減圧蒸留法」に挑戦するなど新たな泡盛造りにまい進しているメーカーです。
工場は空港から30分程のところにあり2014年に現在の場所に移転されたそうです。
工場見学ツアーは1日4回開催されており、予約なしでも見学できますが、時間が決まっています。
私が伺ったときは一人だけだったのですが快くご案内頂きました。
事務所に併設されたショップがあり時間までしばし待ちます。
工場見学開始です。
ショップの隣が工場になっています。
ドアを開けて工場内に入ると甘い香りに包まれます。
お米はタイ米を使用されているようで、これはどこのメーカーも同じですね。
泡盛の製造方法には主に常圧蒸留と減圧蒸留があります。
常圧蒸留とは蒸留したい液体に熱を加え、その蒸気を集めるという大昔からあるシンプルな
醸造方法です。泡盛の多くがこの方法で作られます。
減圧蒸留とは蒸留窯の内部の気圧を下げて蒸留する方法。
通常のお湯は100度以下で沸騰しますが泡盛で使われる減圧蒸留機は40~50度で沸騰するそうです。
気圧を下げて蒸留することにより、雑味をおさえたフルーティーで軽やかな口当たりの泡盛になるそうで
す。
発酵は温度管理が重要だそうです。
3ケ月程、じっくりと時間をかけて熟成していきます。
このタンク一基で一升瓶にして4000本もの泡盛ができるとか。
一生かかっても飲みきれませんね。
さて気になりますのが直火釜蒸留法。
これは文字通り、自然発酵させた泡盛のもろみを釜に入れ直接火を当てて蒸留する方法。
直火釜蒸留は火の調整や焦げ付かさないように混ぜ続ける必要があり、なにかと手間のかかる蒸留法で
す。
手間暇はかかりますが、各メーカーさんのこだわりの詰まった個性的な味わいの泡盛を楽しむことが出来
ます。
こちらでは「直火請福」が有名ですね。
せっかく工場に来たので瓶入りの請福でも買って帰りたいのですがさすがに手が出ません。😥
請福ビンテージ15年古酒30度というのは博多の「わしたショップ」でも見たことがあるのですが、15年
古酒43度というのは初めて見たので、これをお土産に買って帰りたいと思います。
毎度のことですが車での訪問ですので試飲ができません、今回もお酢だけ飲んで帰ります。🤣
請福酒造有限会社
〒907-0243沖縄県石垣市宮良959
TEL0120-14-3166 FAX0980-84-4117
土・日・祝日 休業
工場見学の時間は11:30、13:30、15:00、16.30(平日のみ)
団体さんが入っている場合は個人は不可ですので、事前にお問い合わせください。
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